東洋と西洋を結ぶ寝台列車シベリア鉄道

日本国内の寝台列車は、年々減少してきます。そのため日本で寝台列車を乗れる場所は限られてきました。国内以外海外の寝台列車です。そこでここでは、ロシアの寝台列車シベリア鉄道を紹介します。ロシア国内を走るこの鉄道は、世界で一番長い鉄道です。モスクワからウラジオストクを走行しますが、他にも中国やモンゴルとの直接運転もあるため、東洋と西洋を結ぶ列車でもありました。

食事は食堂車以外にも途中駅でも購入可能

シベリア鉄道は、1904年に全線開通した歴史の長い寝台列車でもあります。世界最長の大陸横断鉄道で、その長さは何と9259キロ。日本列島の長さはおよそ3000キロとされているため、その3倍以上です。モスクワからウラジオストクまでは、シベリア鉄道では6泊7日かかります。ただひたすら走る寝台列車に乗車し、車窓を楽しんで乗客と交流する時間はとても贅沢ですね。寝台列車での旅行のひとつに、食事が挙げられるのではないでしょうか。このシベリア鉄道での食事は比較的値段が高いです。しかし、メニューの選択肢があまりありません。そのため、1週間すっと列車内で食べると数万円かかってしまいます。ですが、食堂車での食事の雰囲気は捨てがたいもの。味も決して悪くないため、せっかく6泊7日の旅なので、何回か利用してみてはどうでしょうか。では、食堂車を利用しない場合、食事をどうするのでしょう。ロシアの人々の多くは、乗車時に食料をたくさん持ち込んでいます。また、20分ほど停車する駅では、ホームに露店が並びピロシキや野菜などが購入可能です。これらの品は比較的安くなり、魚や果物などその土地でしか味わえないものも。一般的には、ハバロフスク~イルクーツク間は露店が多いようです。一方、イルクーツク以西の停車駅に露店はほとんどありません。そのため、シベリア鉄道を利用する際は、食料を多少は持参しておくようにしましょう。

気になる車内設備

シベリア鉄道の編成は、機関車、荷物者のあと2等客列車が続き、一等車、乗務員専用車両、食堂車という順番が一般的です。客車は2頭が多く、1頭は基本的に1両のみとなります。また、1頭は2人部屋で室内にテレビも設置。ウラジオストクの乗車時には飲み物やお菓子が置かれていますが、ただしこれらのサービスは食べた分だけお金を払わなければいけません。長旅で寝台列車を利用する上で気になるのは、トイレと洗面台です。トイレは垂れ流し式なので、駅の停車時には鍵がかけられてしまいます。また、洗面所もトイレの中にしかありません。都市にたどり着くまでに、1時間以上利用できないこともあるので、注意してください。

移動中の景色を楽しもう

シベリア鉄道はモスクワからウラジオストクを繋ぐ列車ですが、交通手段として使うだけでなく、この鉄道でも長旅が目的になるほど楽しさに溢れています。まず、見逃してならないのは車窓です。沿線最大の見どころはバイカル湖、南北に全長636㎞という細長い巨大な湖で、水深は最大1620mと世界一。世界の真水の20%が、このバイカル湖にあるといわれています。車窓から眺められるのは、ほんの一部分に過ぎません。沿岸の町、スリュジャンカ駅に到着すると、各車両の扉にはこの湖に生息する淡水魚、オームリの燻製を販売する人々で黒山の人だかりができます。