愛とトキメキを寝台列車で…

Nさん夫妻は寝台列車に深い縁があるご夫婦です。そんな二人が、廃止が進む寝台列車でもう一度旅に出たいと考えました。昔の気持ちを取り戻すきっかけとなった旅行は、いったいどんなものだったのでしょうか?お話を伺います。

出会いは寝台列車!?

「わたしたち夫婦の出会いは、実は寝台列車だったんです。若い頃、たまたま乗った寝台で主人から声をかけられて。そこから交流がはじまったんですね。ある意味寝台列車は二人にとっての思い出の場所なんです。

ですが最近、どんどん廃止されるようになってきて…なんだか自分たちの思い出を壊されてしまうような、そんな悲しい気持ちになったんです。もちろんJRもビジネスですから、利益が出ない事業を続けるのは意味がないってわかってはいるんですが…」

寝台列車が出会いの場だったなんて、なかなか珍しいお二人ですね。でもどんどん自分たちの思い出がなくなっているのは本当に寂しいもの。そんなお二人が考えついたのは寝台列車旅行でした。

あの日をもう一度

「主人が「もう一度、一緒に寝台列車で旅に出かけよう」って言ってくれた時には胸が躍りました。やっぱり同じ気持ちでいてくれたんだなって、嬉しくなったんです。そこからわたしたち夫婦の準備は早かったですね。すぐに切符を手配して、それから旅に必要なものを買い集めて。

結局乗ったのは「北斗星」でした。主人と出会ったのは「日本海」だったんですが、残念ながらもう廃止になっていて…でも、北斗星でも十分昔の気分に戻れたと思います。同じブルートレインですからね!」

残念ながらお二人の思い出の寝台列車はすでに廃止されていたんですね。ですが、昭和の面影を残す北斗星で、昔の気持ちを取り戻せたようです。

愛とトキメキが蘇った寝台列車旅行

「目的地での観光も本当に楽しかったです。雪の降る札幌って、寒いけどロマンチックですよね?そのあとススキノで乾杯して、ホテルに戻りました。そうすると、どちらからともなく寄り添い合って、そのまま本当に久しぶりのベッドイン。旅って人をその気にさせるんですね。ちょっと驚いちゃいました。

家に帰ってからも、最近はなんだか仲が深まったように思います。寝台列車が昔のトキメキを呼び起こしてくれたのかもしれませんね。また是非、今度は違う列車にも乗ってみたいねと二人で話しています」

仲むつまじいお二人のうらやましくなるほどのエピソード。これからも末永く、お二人で楽しい人生を送れると良いですね。