鉄道オタクの旦那様がくれた最高のプレゼント

Mさんの旦那様の趣味はなんと「鉄道」。ご自宅の一室はそのグッズたちで埋め尽くされているそうです。しかし彼女の目にはガラクタの山にしか見えていなかったとのこと。旦那の収集癖に、ほとほと愛想が尽きかけていたそうです。

しかしあるとき寝台列車での夫婦旅行を持ちかけられたときから、Mさんの心境は一変しました。一体なにがあったのでしょう?

鉄道オタクの旦那様

「主人は鉄道だけじゃなくて、とにかく線路を走るものならなんでも好きという、世間一般で言われるところの『鉄道オタク』です。結婚前からその傾向は強かったんですけど、仕事を辞めてから時間的にも経済的にも余裕が出来て、一気にオタク魂に火がついたんでしょうね。気づけば彼の部屋は一面鉄道だらけ。当時は咎める気が失せるほど、呆れかえっていました」

男性はついつい自分のコレクションを極めたくなるもの。特に自由に使えるお金があるとなおさらです。ある程度理解のあるMさんでしたが、やはり度を超えたものにはついつい苦笑いをしていたよう。しかしある日、旦那様からある提案がなされたそうです。

二人で楽しめる旅行で気持ち再燃

「一緒に寝台列車で旅行をしようと言われたんです。もちろん彼のことですから、ただ単に列車に乗りたいだけなんだろうな、と思ったんですけど、なんだか嬉しかったんですよね。だって、主人と一緒に旅行だなんて久しくしていなかったですし、彼からそんな誘いをしてくれるだなんて思ってもいませんでしたから」

そうして初めての寝台列車旅行に出かけたお二人。確かに旦那様は列車に大はしゃぎではあったそうですが、実はそれだけではなかったようです。

「主人は今回の旅行の計画を実はかなり前から企画していたみたいで、それはそれは綿密な予定を組んでくれていました。しかも、どれも私が以前から行ってみたい、食べてみたいと思っていたものばかり。ただ列車に乗りたいだけだろうなんて、大間違いだったんです。彼はとにかく、私を喜ばせようとしてくれていたんですね」

大満足の観光を終え、帰りの車内。お二人は久々にベッドを共にしたとのことでした。どんな心境の変化があったのでしょう?

「観光が楽しかったのはもちろんなんですけど、やっぱり彼の気持ちが嬉しかったんです。それに、列車について熱く語る彼の顔を見ていると、年甲斐もなく胸がときめいてしまったんですよね。かわいいな、とも思いました。それで私の方からそっと寄り添っていって。なんだか付き合い始めのカップルみたいに肌を重ねて、とても新鮮な気持ちでした」

旅行が終わった後のお二人は今までからは想像もつかないほどの仲良しになったそうです。旦那様がご自身の趣味を押しつけるだけでなく、奥様の気持ちも考えて計画された寝台列車の旅は大成功だったと言えるでしょう。